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2022.9.1 10:30皇統問題

産経新聞に送った意見を紹介

昨日のブログで「男系カルトコピペ論を論破するために、産経新聞に意見を送ってみよう」と呼びかけたところ、門下生メーリングリストや『愛子天皇への道』で反応した人がいました!

門下生メーリングリストの投稿から、産経新聞に送った意見を紹介します。

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前略 産経新聞ご担当者様

私は天皇陛下を始め皇族の皆さまを尊敬する一庶民です。
さて8月29日付で掲載されました、「施光恒の一筆両断「愛子天皇」待望論の危うさ」を拝読しましたが、
その内容が余りにひどく、看過できず意見を送ります。

まず、「世論の一部にも「愛子天皇」を期待する声があるようだ。」とありますが、各種世論調査では、
おおむね7〜8割の人が女性天皇を容認しており、「一部」というのは誤りではないでしょうか。

また、「外部の男子が皇室に入ることができたとすれば、蘇我、藤原、源、徳川のような各時代の権家(けんか)は競って男子を皇室に送り込んだであろう。」
とありますが、それは性別が逆でも同じではないですか?
むしろ、藤原氏は天皇に妃を送り込むことで権力を我が物にしましたよね?
理屈が全然立っていないように思います。
それに、蘇我氏にしろ源氏にしろ、元々天皇の血筋を引いている一族です。
男系を守るのが大事なら、血筋としては天皇に繋がる一族が婿入したところで、問題になるのですか。
矛盾を感じます。

さて記事では、井上毅の「謹具意見」を引用して王朝交代を説いておりますが、そもそも「謹具意見」の中に、
旧皇室典範に対する批判として、「我が国は古来女帝を立てる慣習がある、今に及んで男系に限るのは慣習を破壊する、この論は、古来の慣習を尊重し国書に通じる者に多い。」
という意見が紹介されています。
このことは皇位を男系に限るのがやはり明治以降のことで、明治より前は女帝が受け入れられていたことを示していませんか。

「愛子さまのご即位を進める流れが実際に生じれば、国民の間に大きな分断をたびたび生じさせることになるであろう。」ともあります。
それは何を根拠に言っているのでしょうか。世論調査では、女性天皇容認の国民が多数で、分断が起こるとは思えません。
そもそも、現代の皇室は、何ら権力や、政治性を帯びていません。悠仁さまと愛子さまどちらが即位するかで、派閥争いが生じるのですか?
平成から令和への御代替わりの時も、むしろ保守系メディアの方が、上皇陛下のお気持ちを否定して、有識者会議も紛糾しましたが、
結果として、国民としては何ら分断はなく、生前退位と御代替わりを受け入れ、祝賀に満ちたものとなりました。
やはりこれは、ミスリードのように感じます。

私は、「旧宮家の皇籍取得」案は、安倍晋三政権が足掛け9年かけたにも関わらず実現していないことから、非現実的と思います。
生まれも育ちも、一般市民として暮らしている方々が、突然国民の自由と権利を捨てて、皇室に入れと言われても、同意する人はいないと思います。
もう時間がありません。
このままでは皇室は、悠仁さま1人だけになってしまいます。そうなればもう遅いのです。男子を産まねば皇室滅亡になるとなれば、お妃選びは相当難航するでしょう。
一刻も早い女性宮家、女性天皇、女系天皇の実現をしないと、皇室は滅亡してしまうのです。
しかるに、当該記事は余りにも現在の皇室の危機を理解していません。
このような無理解と誤解からくるミスリードな記事が今後掲載されないよう、心から祈念いたします。(ぷにゅっくすさん)

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産経新聞に意見を送って、施光恒を論破しよう!

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